第12章:平穏を切り裂く覚醒
[υ] - εγλ 0002/9/21 PM6:00 ニブルヘイム


ニブル山上空を1機のヘリが飛んでいる。中にはツォンとロッドが。

ロッド「あれだな、ツォンさん。ニブルヘイム魔晄炉が見えてきた」

ツォン「あれは我が社の魔晄炉第1号だ」

ロッド「年季入ってんだろうなぁ」

ツォン「かなり老朽化しているらしい」

ロッド「今回の作業員行方不明事件、原因は施設がボロボロだからじゃないか?床が抜けて、みんなライフストリームに落ちちゃったとか」

ツォン「どうだろうな。その真偽を確かめるのがロッドの仕事だ」

ロッド「リョウカイ」


画面切り替え。ニブル山。白い猫を追い掛ける少女の姿が。

ティファ「待ちなさい! 待ちなさいったら。もう!臆病なくせに、すぐ外に行きたがるんだから。外は危ないから家に帰るよ」

しかし、先へ行ってしまう猫。

ティファ「あっ、ちょっと!それ以上行っちゃダメ!この山は危ないんだからっ!!」


画面切り替え。ニブル山上空のヘリ。

ツォン「準備はいいか」

ロッド「いつでもOKです」

ツォン「では頼んだぞ」

ロッド「リョウカイ。いっちょ行ってきます」

ヘリを飛び降りるロッド(結構な高さだが、何故かパラシュートをしていない)。

突然、強風が吹き、ヘリが流される。

ツォン「風が!? つ、強い・・・ロッドも流されたか・・・(無事でいてくれよ・・・)」


画面切り替え。なんとか着陸しているロッド

「くそ。随分流されちまった」

携帯にツォンから着信。

ツォン「ロッド無事か?」

ロッド「なんとか。でも魔晄炉からはずいぶん離れてしまいました」

ツォン「西を目指して進めば魔晄炉があるはずだ。すまないが歩きで向かってくれ」

ロッド「リョウカイ。仕方ねぇ、行くか」

モンスターを倒しながら、西へ進むと前方にティファの姿が。モンスターがティファに襲い掛かろうとしている。

ロッド「人!? しかもピンチ!?」

急いで駆け付け、ティファを庇う。

ロッド「おい! 下がってろ!!」

ティファ「は、はいっ」

モンスターを倒す。

ティファ「あの・・・ありがとうございます!」

ロッド「君、大丈夫?」

ティファ「なんとか・・・」

ロッド「ところで君・・・なんで、こんな所にいるんだ?」

ティファ「この子が山に迷い込んじゃって。追いかけてきたらモンスターに襲われたの」

猫「にゃ〜」

ロッド「追いかけてきたって・・・ここどんな山か分かってる?」

ティファ「もちろん。村の人で知らない人はいないわ。生きては決して越えられない山、ニブル山よ」

ロッド「そう。そして神羅の重要施設がある山だ。だから早々にお引取り願いたいところだけど・・・」

ティファ「え・・・」

ロッド「一人で帰すのも危ないよな・・・」

ティファ「・・・・・・」

ロッド「仕方ない。ちょっとここで待ってて。仕事が終わったら村まで送ってやる」

ティファ「お願いします。あ!私はティファです」

ロッド「俺はロッドだ」

ティファと猫をその場に残し、ニブルヘイム魔晄炉へと向かうロッド。
少し進むと魔晄炉が見えて来た。

ロッド「ああ、やっと見えてきた。あれが魔晄炉か・・・」

何か異変に気付く。

ロッド「ん?」

巨大なドラゴンが3匹、姿を現す。

ロッド「(ド・・・ドラゴンだっ!!)」

ドラゴンに気付かれたロッド、走って逃げ戻り、ツォンに連絡する。

ロッド「ツォンさん大変だ。魔晄炉前にドラゴンが発生している」

ツォン「なんだって!?」

ロッド「すごい数だ。いっぺんにあんな数のドラゴンを見たのは初めてだ」

ツォン「そんなに多いのか。それで施設内に入れたのか?」

ロッド「いや、あれじゃ入れない」

ツォン「そうか、ならば仕方ない。魔晄炉内の調査は中断だな」

ロッド「分かった。でも、いつまでも中断するわけにはいかないだろ? どうするんだ?」

ツォン「ヴェルド主任と対策を検討する」

ロッド「主任は出張で不在だろ? 主任とは連絡が取れないって聞いてるぞ」

ツォン「緊急事態だ。なんとか連絡を取ってみる。とりあえずロッドは村に戻って待機してくれ」

ロッド「リョウカイ」

ティファと分かれた場所まで戻って来たロッド。

ティファ「ロッド!」

ロッド「待たせたな。帰ろう。ついてきな」

走り出すロッドをティファが呼び止める。

ティファ「え? どこに行くの? 山を下りるならこっちよ」

ロッド「魔晄炉作業用のロープウェイがある」

ティファ「そんなものがあるの!? 全然知らなかった・・・」

ロッド「だろうな。神羅専用だから村の人はほとんど知らないはずだ」

ティファ「あの・・・」

ロッド「なんだ?」

ティファ「聞いていい? クラウドって子知ってる?」

ロッド「クラウド・・・前に任務で一緒になったことがある。知り合いなのか?」

ティファ「幼なじみよ。ソルジャーになるって2年前に村を出ていった」


FF7本編にのクラウドとティファの給水塔のムービーが流れる。


クラウド『俺、ソルジャーになりたんだ セフィロスみたいな最高のソルジャーに』

ティファ『ね、やくそくしない?あのね、クラウドがソルジャーになってその時私が困ってたら・・・クラウド、私を助けに来てね』


ティファの話を聞いて首を傾げるロッド

ロッド「そうなのか・・・う〜ん・・・どうだろうなぁ・・・同じ名前なだけって事もありえるからなぁ・・・」

ロープウェイに乗って山を下る途中、突然揺れ出す。
ティファ「きゃっ!!」

ロッド「なんだ!?」

何かに気付いたティファ。

ティファ「あれ見て! あの鉄塔の下!」

ロッド「!! ドラゴンが体当たりしてやがる!! くっ、まずい!! このままじゃ」

ドラゴンが体当たりする度に揺れるロープウェイ

ロッド「ティファ! 掴まれ!!」

ティファ「!? きゃ----!!!」

ロッド「(一か八か! 飛び移る!)」

ドラゴンの攻撃に耐えきれなくなり、ロープが外れる。
とっさにティファを抱き抱えたロッドは、なんとか崖へと飛び移る。

ロッド「うぅ・・・なんとか・・・生きてるみたいだな」

崖下を見下ろすロッド。

ロッド「ふぅ・・・(一歩間違えればこの谷底に真っ逆さまだった・・・)はっ! ティファ!?」

ティファ「ロッド!」

ロッド「よかった。無事か。どうした?」

何かを探している様子のティファ。

ティファ「あの子が・・・あの子がいないの!! はっ!」

ロッド「ん?」

ティファにつられてロッドも同じ方を見る。
吊り橋の向こうに鉄塔を揺らしていたドラゴンがいる。

ロッド「(こっちに来たら橋が壊れる!) 行くしかないっ!」

ティファ「ロッド!?」

吊り橋を駆け渡り、ドラゴンを倒す。

ロッド「ふぅ・・・切り抜けた・・・」

ティファの元に戻る。

ティファ「大丈夫?」

ロッド「なんとかな」

猫「にゃ〜」

物陰から出て来る猫。

ティファ「良かった!」

ロッド「別のが来ないうちに急いで帰ろう」

ティファ「でも・・・ロープウェイが壊れちゃった・・・」

ロッド「ああ。歩いて帰るしかない」

ティファ「はい。ここからなら村はすぐよ。心配いらないわ」

ロッド「そうだ、報告しておこう。ティファちょっと待ってろ」

ツォンに連絡。

ロッド「ツォンさん。ドラゴンのせいで作業用のロープウェイが壊れた。使用不可能だ」

ツォン「なんだって!?困ったな・・・セフィロス隊が調査にあたることになったのだが・・・」

ロッド「セフィロスが!?」

ツォン「社長のご決断だ。結局ヴェルド主任とは連絡が取れずこうなった」

ロッド「確かに、セフィロスならあの数のドラゴンも倒せるだろうな」

ツォン「しかし・・・ロープウェイがないとなると道が分からない・・・。ロッド、道が分かる者を手配しておいてくれ」

ロッド「リョウカイ。道がわかる者ねぇ・・・」

ティファを見るロッド。

ロッド「ティファ」

ティファ「はい?」

ロッド「ネコを追ってきた道覚えてる?」

ティファ「ええ」

ロッド「調査隊をそこまで案内してくれないか?」

ティファ「もうイヤ。山道はモンスターだらけだから」

ロッド「安全面は心配いらない。調査隊はセフィロスが率いている。セフィロスが一緒なら村にいるよりも安全なぐらいだ」

ティファ「セフィロス! あのソルジャー1stのセフィロス!?」

ロッド「そうだ」

ティファ「分かった。やる!」

ロッド「サンキュ。ツォンさん、ガイドの手配が終わったぞ」

吊り橋を渡り、山を下りて村へと向かう二人。


数日後? 数時間後?
ニブルヘイムにセフィロス隊が到着。
そのメンバーの中に、見知った顔がある事に気付くロッド。

ロッド「ザックス!」

ザックス「よう! 久しぶりだな」

ザックスの隣にいた神羅兵もロッドに挨拶する。

クラウド「久しぶり」

ロッド「クラウド? (なんで今日はマスクをしてるんだ?)」

ザックス「なに? クラウドとも知り合いなの?」

ロッド「任務で一緒になったことがあるんだ」

ザックス「なるほどねぇ」

クラウド「・・・・・・」

セフィロス「おい、ザックス。そろそろ切り上げろ。明日の作戦を立てるぞ」

ザックス「OK、今行く。クラウドは夜まで自由にしてろ。故郷なんだろ?」

クラウド「あ、あぁ・・・」

セフィロスの後を追い、ザックスも家の中(宿屋?)へと入って行った。

ロッド「クラウドはニブルヘイム出身なのか」

クラウド「まぁね」

ロッド「決まりだな。あんたがティファの幼なじみのクラウドか」

クラウド「ティファを知ってるのか?」

ロッド「あぁ、明日の調査のガイドを頼んだんだ」

クラウド「隊に同行するってことか!?」

ロッド「そういうこと。ティファにクラウド知ってるかって聞かれたぜ」

クラウド「! それでどう答えたんだ!?」

ロッド「分からないって答えといた。同じ名前ってだけじゃなんとも言えないからな」

クラウド「そうか・・・ あの・・・頼みがある。ティファには俺が戻っていることを黙っててほしい」

ロッド「え!?」


『俺、ソルジャーになりたんだ セフィロスみたいな最高のソルジャーに』


給水塔の回想シーンがが流れる。
クラウドの気持ちを察したロッド。

ロッド「(だから今日はマスクをしているのか) 分かった。絶対言わない」

クラウド「サンキュー恩に着る」


画面切り替え。
魔晄炉へ向かったセフィロス隊。村に残っていたロッドは、戻って来たセフィロスに駆け寄る。

ロッド「セフィロス! 調査結果を教えてく・・・」

しかし、無言のまま家の中(宿屋?)へと入って行くセフィロス。
完全無視 されちゃったロッド。

ザックス「ロッド、気にすんな。セフィロスの様子が調査中に急におかしくなったんだ」

ロッド「(セフィロスの身に何が起きたんだ?)」


神羅屋敷に閉じこもり、数日間、資料を読み耽るセフィロスの様子を見ていたロッドはツォンに報告する。

ツォン「セフィロスの様子は?」

ロッド「変わりなし。今日も資料室に閉じこもっている」

ツォン「セフィロスの異変の原因は分かったか?」

ロッド「なんとかな。魔晄炉の中を見てから様子が急変したらしい」

ツォン「そうか・・・(主任不在だというのになぜ問題ばかり起きるんだ・・・これ以上悪いことが起きなければいいが・・・)」

ロッドツォンさん? 監視だけで本当にいいのか?」

ツォン「情報が不足していて、手の打ちようがない。そのまま監視を続けてくれ。セフィロスに動きがあったらすぐに連絡するんだ」

ロッド「リョウカイ」


画面切り替え。数日後。
炎に包まれるニブルヘイム。
急いでツォンさんに連絡するるッド。

ロッド「ツォンさん!! セフィロスが村に炎を放った!!」

ツォン「なんだって!?」

ロッド「これじゃ、村が消滅するぞ!」

ツォン「セフィロスはどうしている?」

ロッド「魔晄炉へ向かった」

ツォン「くっ (もっと積極的に手を打っておくべきだった)」

ロッド「ツォンさん、このままじゃセフィロスが何をしでかすか分からない。俺はセフィロスを追うぜ!」

ツォン「我々もすぐにそちらへ向かう。進路確保のため、山道のモンスターを退治しておいてくれ」

ロッド「リョウカイ」

ツォン「(この事件は私の判断ミスだ。主任・・・こんなときになぜ不在なのですか・・・?)」

自分の判断ミスだと責任を感じて悔いるツォンさん。頭に10円ハゲも出来ちゃうよー!
そしてツォンさんがどれだけ主任の事を心の支えにしているのかが分かります。


画面切り替え。モンスターを倒しながら山道を走るロッド。
魔晄炉前へと辿り着くと、またしてもドラゴンが行く手を阻む。

ロッド「まだドラゴンが残ってたか。やるしかない!」

ドラゴンを倒し、魔晄炉を見上げる。

ロッド「魔晄炉。この中に・・・」

中へと入って行く。


画面切り替え。炎に包まれたニブルヘイムで立ち尽くすティファ。

ティファ「ひどい・・・許さない!!」

魔晄炉へ向かって走り出すティファ。

ザックス「(ティファ、無茶すんなよ)」

ティファが魔晄炉へと向かった事を知ったザックスも、その後を追う。


画面切り替え。魔晄炉の中のロッド。奥へ向かうセフィロスの背中に向かって叫ぶ。

ロッド「セフィロス!」

セフィロス「!」

振り返るセフィロス。

セフィロス「裏切り者か」

ロッド「訳わかんねぇこと言うな!なんで村に火をつけた!?村が全滅だ!」

セフィロス「オマエ達への戒めの序章にすぎない。この星は母さんが支配するはずだった。しかし、オマエ達が母さんから星を奪った」

ロッド「ちょっと待てよ!!」

セフィロス「黙れ裏切り者!」

ロッド「!?」

セフィロスの一振り。その衝撃を食らい、倒れるロッド。

ロッド「うぅ・・・(なんて力だ・・・動けない・・・)」

セフィロス「オレは選ばれし者」

ロッド「(動け・・・俺の体!!)」

セフィロス「この星の支配者として選ばれし存在だ。俺はオマエ達からこの星を取り戻す」

ロッド「許さねぇ・・・」

セフィロス「そして・・・略奪者であるオマエ達は罰として俺が処刑する」

ロッド「そんな理由で・・・」

セフィロス「処刑までのわずかな命・・・惜しければ今すぐここを立ち去れ!」

ロッド「罪もない村人を・・・殺すな!!」

魔晄炉の奥へ向かおうとするセフィロス。 なんとか立ち上がり、後を追おうとするロッドだが、振り向いたセフィロスの一閃による衝撃波を食らい、気を失う。


クラウド「おい・・・」

ロッド「・・・・・・」

クラウド「ロッド!」

ロッド「ん・・・」

クラウド「ロッド! 生きてるな! しっかりしろ」

ロッド「うぅ・・・」

クラウド「あんたはもう少しここで待ってろ。俺はティファを見てくる」

ロッドが気絶している間にセフィロスに斬られたティファ。その側で怒りに震えるクラウド。
※ザックスも斬られた後、という事になる。

クラウド「セフィロス!! 許せない!!」

意識がハッキリとしてきて、なんとか立ちあがったロッド。

「クラウド!? あいつ セフィロスを追ったのか!? 無茶だ!!」

クラウドの後を追おうとした時、猫の鳴き声が聞こえた。

ロッド「!? ティファのネコ!?」

階段の下で倒れているティファに気付く。傍らいた猫はどこかへ走って行ってしまう。

ロッド「おい! どこ行く?」

だが、猫よりもティファに集中する。

ロッド「ティファ! ティファ!!」

ティファ「う・・・」

ロッド「ふぅ、なんとか生きているな」

ティファ「うぅ・・・」

ロッド「おい! しっかりしろ。クラウドだ。クラウドが約束どおりティファのピンチに助けてくれたぞ」

その時、ネコの鳴き声と共にザンガン(ティファの師匠)が現れる。

ザンガン「テイファ、大丈夫か!?」

ロッド「気を失ってる。怪我がひどいが、すぐ手当てすればなんとかなるだろう」

ザンガン「間に合ってよかった」

ロッド「あんた誰だ・・・?」

ザンガン「わしはザンガン。ティファに挌闘術を教えている」

ロッド「ティファのお師匠さんか!? いい所に来てくれた」

ザンガン「ティファのネコのおかげだ」

ロッド「ティファのネコ?」

ザンガン「ああ。ティファを捜していたら、こいつが駆け寄ってひどく鳴いてな。もしやと思い、ついて来たのだ」

ロッド「お前がザンガンさんを案内したのか。偉かったな」

猫「にゃ〜」

ロッド「ザンガンさん、ティファを頼む」

ザンガン「もちろんだ。あんたはどうする?」

ロッド「残る。他の奴がいるはずなんだ。様子を見てくる」

ザンガン「気をつけろよ」

ロッド「サンキュ。ザンガンさんも気をつけて」

ザンガン「うむ」

クラウドを追って、奥に進むロッド。
階段の途中で、ザックスの姿に気付く。

ロッド「はっ!」

ザックス「うぅ・・・」

ロッド「ザックス!!」

ザックスの元に駆け寄るロッド。

ロッド「あんたまでセフィロスに?」

ザックス「これぐらい・・・平気だ・・・。それ・・・より・・・クラ・・・ウドが・・・奥に・・・頼む・・・」

ロッド「分かった。任せておけ」

クラウドを追って、再び階段を上る。


画面切り替え。セフィロスに刺されているクラウド。

クラウド「うぅ・・・」

セフィロス「ん?」

クラウド「うぉぉぉぉ」

様子が一変するクラウド。
渾身の力で自分に突き刺さっている剣を抜くと同時に、セフィロスを吹き飛ばす。

クラウド「はぁ、はぁ」

セフィロス「そ・・・んな・・・ばかな・・・オマエは・・・いったい・・・」

クラウド「はぁ、はぁ」

セフィロス「その瞳の色は・・・」

気を失い、倒れるクラウド。
ジェノバへと向かって歩いて行くセフィロス。

セフィロス「フッ。誰にも俺の邪魔はさせない」

駆け付けたロッド。

ロッド「クラウド、しっかりしろ」

倒れているクラウドに駆け寄る。
一方、ジェノバの首を手に入れたセフィロス

セフィロス「母さん・・・オレと一緒にこの星を取り戻そう」

自ら魔晄炉へと落ちて行くセフィロス。
※本編のようにクラウドに倒される描写は無いが、クラウドが剣を抜き、セフィロスを吹き飛ばした際に、なんらかのダメージを与えた事になっているのかもしれない。
※描写はLAST ORDERに近い。

ロッド「!! セ、セフィロス!! ウソだろ・・・セフィロスが魔晄炉に!? なんでだ!?」

急いでツォンに連絡するロッド。

ロッド「ツォンさん! 大変だ!」

ツォン「ロッドか どうした?」

ロッド「セフィロスは・・・セフィロスが・・・」

ツォン「ロッド、少し落ち着け」

ロッド「セフィロスが魔晄炉に転落!生存の可能性はゼロ!」

ツォン「なんだって!?」

ツォン「(セフィロスは村を潰している。こんな不祥事いったいどのように隠ぺいするんだ?主任・・・早く戻ってください・・・)」



13章

目次


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