第1章:闇夜にうごめく者たち
[υ] - εγλ 0001/2/30 AM2:15 ミッドガル八番街


八番街の地下下水道内に、謎の集団(アバランチ)が集まっている。

「戦いの烽火を上げる! これが神羅カンパニーを倒す戦いの始まりだ!  神羅に裁きを!」

アバランチ幹部シアーズが集団を鼓舞する。

「神羅に裁きを!」

シアーズの声に、集団も同じように唱える)。

アバランチは地下下水道から地上に出ると、八番街の警備をしていた神羅兵を射殺し、街中に散って行った。

場面切り替え。

主人公ロッドが八番街へやって来る。同時に携帯が鳴る。相手はツォン。

「任務だ 八番街の警備にあたれ」
「警備? もっと重要な仕事はないのか?」
「タークスの初仕事は八番街の警備 これが我々の伝統だ。先輩のレノやルード、もちろん私もこの仕事から始まった。戦争も終わり、街は平和になったから特に問題はないと思う。仕事に慣れるつもりで任務にあたれ」
「リョウカイ」

電話を切ると、前方に怪しい2人組を発見。

「神羅への積年の恨みを晴らすときがきた。しくじるな。神羅に裁きを!」
「神羅に裁きを!」

「なんだ? あいつら・・・何、企んでんだ?」

壁に隠れて様子を窺っていると、またロッドの携帯に着信が。

「誰だ!?」

「やばっ 見つかったか!」

「その制服は・・・神羅のタークス!?」

「だとしたらどうなんだ?」

「計画を聞かれちゃ死んでもらうしかない!」


戦闘モードに切り替え。

ロッドの様子がおかしい事に気付いたツォンは焦る。


「ロッド!? どうした!? 何故戦闘をしている!?」


戦闘終了。

再び着信。今度は出るロッド。相手はツォン。


「事の経緯を報告してくれ」
「怪しい奴らに襲われた 神羅に恨みがあるらしい」
「神羅に恨み・・・? いったい、何者だ・・・?  調査が必要だ。ほかに仲間がいないか確認しろ」
「リョウカイ。見つけたら残らず処分しておく」


画面切り替え。場所はタークス本部

ツォンがヴェルド主任に報告している。


「なにっ!? 個人か? 組織なのか? 攻撃内容は?」
「情報をつかんだロッドに調査をさせています」
「新人だけでは不安だ。あらゆる事態を想定して手を打っておけ」
「はっ」


画面切り替え。八番街を走るロッド。

ツォンから着信。


「不審者を捕らえて情報を吐かせろ」
「リョウカイ」


進んでいくとアバランチを発見。だが、他の兵士がロッドの両側からも現れ、囲まれる。


「神羅め許さん!」
「生きては帰さない!」


再びツォンから着信。


「状況は?」
「最悪だ。わんさか敵がいる」
「!! 相手が多いなら魔法を使って切り抜けろ!  厳しい状況だがしばらくたえろ」


戦闘開始。
戦闘終了。


画面切り替え。タークス本部のヴェルドとツォン。


「主任 どうやら不審者は組織的に動いているようです」
「現場に近いものを応援にまわせ」
「すでに手配してあります」


画面切り替え。八番街魔晄炉

魔晄炉への入り口を爆破し、侵入を開始するアバランチ


画面切り替え。タークス本部、のヴェルドとツォン


「!! 主任! 魔晄炉への通路が爆破されました」
「なにっ!? 奴らの狙いは魔晄炉か?  あの発電所は我々の最も重要な事業基盤だ」
「あれが爆破されたら ミッドガルの街ごと吹き飛ぶ大惨事です!」
「止めろ! 不審者を魔晄炉に近づけるな!」


画面切り替え。八番街のロッド

ツォンから着信。


「緊急事態だ! 地下通路への入り口が爆破された」
「そうみたいだな・・・で、俺はどうすりゃいい?」
「通路の先の重要施設が狙われている 侵入を食い止めろ」
「リョウカイ」


魔晄炉入り口で見張っているアバランチ2人組の前に飛び出すロッド。


「お前ら 好き勝手やってんじゃねぇ!いい加減にしやがれ!」
「うるさい! 始末しろ」


アバランチと2人と戦闘。
戦闘終了後も次々と集まってくるアバランチ兵。


「3人・・・? 上等じゃねぇの、かかってこいよ!」


戦闘が続き、次は6人に囲まれるロッド。
すると、突然赤い髪の男が現れ、ロッドを囲むアバランチを倒した。


「おいおいロッド! 初日からえらい修羅場に巻き込まれてんな、と」
「レノ!」


赤い髪の男・レノはロッドの元に走って来て、隣に立つ。


「ロッド! さっさと片付けちまうぞ、と!」
「リョウカイ」


戦闘終了。


「お仕事終了っ、と」


しかし、またアバランチが複数現れる。


「次から次へと・・・こいつら無限か?」
「確かに、これじゃキリがないな、と。よし、ロッド。お前は先に行ってろ。俺はここを片付けてから行く」

「なぁに、すぐ追いつくぞ、と」
「俺ひとりでも十分だ」


ロッドが走り去ってから、レノは一人でアバランチと戦っていた。一撃で兵士3人を倒す。


「見事だ」
「!?」


アバランチ幹部のシアーズが現れる。


「さすがはレノ。タークスNO.1のスピードを誇る男」
「あんた、俺の事やけに詳しいな、と」
「敵の情報に通じるのは当然の戦略だ。だが、そのスピード、俺の前では一切無意味」
「んなこと試してみなきゃ分からないだろ、と」
「おもしろい。ならば見せてもらおう。タークスの実力とやらをな!」


画面切り替え。魔晄炉内部のロッド。

ツォンから着信。


「奴らの狙いは魔晄炉だ。通路奥の扉を爆破して侵入しようとしている。なんとしても阻止しろ!!」
「リョウカイ」


アバランチ数人を倒す。奥の扉を爆破しようとしていた兵士も倒し、ツォンに報告。


「よくやった、お前の働きで危機は防げた。レノと共に至急、本社に戻れ」
「リョウカイ」


魔晄炉通路から外へ出ると、膝を付くレノの姿が。


「逃げろ、ロッド! こいつ、やばいぞ!」

「終わりだ」


シアーズの一撃を受けて、倒れるレノ。


「レノ!!」
「口ほどにもない。次はお前だ」


戦闘開始。しかし全く歯が立たない。戦闘終了後(強制終了)倒れるロッド。


「(くっそ・・・全く歯がたたねぇ こいつ・・・何者だ?)」


アバランチ兵が現れ、シアーズに伝言。
フヒトからの伝言で、至急ジュノンに集合するようにとシアーズに伝える。


「そこに転がっているタークスどもを始末しておけ。もはや、屍同然 だ」


去っていくシアーズ。残ったアバランチはレノとロッドを見下ろす。


「急いで始末してジュノンへ行かねば」

「まだだ・・・まだ終わっちゃいねぇ」


立ち上がる、ロッド。
戦闘終了後、レノもなんとか立ちあがっていた。


「助かったのか・・・」
「なんとかな」
「あいつら、いったい何だったんだ?」


とにかく、走り出す二人。

場面切り替え。タークス本部。


「主任! 情報を総合した結果、犯行グループが特定できました。『アバランチ』です。相当な大組織ですが詳細は不明です」
「その後の動きは?」
「ジュノンに終結しているようです」
「ジュノンだと? まずい、今、社長がそこに滞在している」


画面切り替え。アバランチのアジト。

幹部フヒトがアバランチ兵と会話している。


「プレジデント神羅はジュノンにいることが判明しました。のんきに軍事視察中のようです。私達もさっそくジュノンに向かい、シアーズ隊と合流です」
「はっ 準備は整っております」
「例の人物の動向は掴めましたか?」
「『白銀のソルジャー』の動きは、いまだ掴めておりません」
「至急、動向を特定してください。あの人物に動かれると私達の計画が水の泡になります」
「はっ」


画面切り替え。八番街ロッドとレノ

ヴェルドからレノへ着信。


「次の作戦だ。お前達はジュノンへ向かえ。社長の命が狙われている可能性がある」
「直ちに向かいます、と」

「ジュノンだな?」
「あぁ、さっきの奴らもいるだろう、と」
「次は必ずぶっ潰す」


2章

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