第10章:孤高なる眼光の照準
[υ] - εγλ 0002/6/17 PM11:00 ミッドガル


神羅本社ビル内の廊下をボムが飛んでいる。

神羅兵「え? モンスター? なんで・・・!?」

神羅兵「くっ・・・来るなっ」

次々とボムに倒されていく神羅兵達。
警報が鳴り始める。


画面切り替え。タークス本部。

ヴェルド「お前達! 今すぐ出動の準備をしろ!モンスターが大量発生した!ロッド、至急、モンスターを退治してこい」

ツォン「主任待って下さい!モンスターはどこに発生しているんですか?」

ヴェルド「場所は・・・神羅カンパニー本社ビル!」

ロッド「えっ!? ここかよ!?」

ツォン「では・・・発生しているモンスターというのはつまり・・・」

ヴェルド「そう。宝条博士の研究サンプルだ。博士の研究室から逃げ出したんだろう」

ツォン「主任の心配が現実になってしまったか・・・」

ヴェルド「起きてしまったものは仕方ない。今は事態の収拾に集中するぞ」

ツォン「はっ。では主任、私は社員の避難を誘導します」

ヴェルド「あぁ。社員はツォンに任せる」

ツォン「はっ」

ヴェルド「ロッド」

ロッド「はい」

ヴェルド「モンスター研究はわが社の重要機密だ。研究の存在を知るのはわが社の上層部だけ。従ってこの件は秘密裏に処理する必要がある」

ロッド「それはつまり・・・タークスしか出動できないってことですか?」

ヴェルド「そうだ。モンスターが相手でもソルジャーには頼れないぞ。覚悟して任務にあたれ」

ロッド「リョウカイ」


※ ※ ※


神羅本社ビル内を駆け回るロッド。
モンスターを倒しながら65階から上に上がって行く。
67階のモンスターを全て倒し終わる。

ロッド「よしっ(ここまでのモンスター退治は終わったな。残すは68階にある宝条博士の研究室の確認だな)」

68階で倒れいている神羅兵を発見。

ロッド「! おい! 大丈夫か!? ・・・ダメか・・・ん?この傷・・・剣か刀で斬られている。これはモンスターにやられた傷じゃないな。いったい誰だ? 犯人を捜してみよう)」

先へ進んだ先の研究室でカイニュー(9章で倒したが生き返った?)、フヒト、シアーズが立っているのを見付ける。

ロッド「(カイニューだ! フヒトとシアーズまでいる!? 何が起きているんだ!?)」


3人は宝条に近付き、シアーズが声を掛ける。

シアーズ「宝条博士」

三人の侵入者に見向きもせず、機材にかかりっきりの宝条。

宝条「用なら後にしてくれ。今は手が離せない。研究サンプルを誰かが放ってくれたようでね。おかげでいい実戦データが取れそうなのだ、クックックッ」

フヒト「喜んでいただけて光栄です。我々が宝条博士のモンスターを解放したのです」

宝条「それはありがたい」

フヒト「博士、それだけではありません。本日は大変珍しい研究素材の情報をお持ちしました。ソルジャーよりも特別な存在です」

条が振りかえる。

宝条「ソルジャーよりも特別だと・・・? 本当ならば確かに興味深い」

フヒト「必ず博士のお気にめすはずです。神羅など離れ我々とともに研究をされませんか?」

宝条「・・・・・・さては君達・・・部外者だな」

ロッド「(まずい。宝条博士が危ない。でもあの3人の相手はきつすぎる・・・)」

物陰から窺っていたが、フヒトに見つかる

フヒト「おや? タークスがご到着のようですね」

ロッド「(どうするか?)」

フヒト「カイニュー。このタークスを片づけてください。私達は博士をご案内いたします」

ロッド「博士!」

後を追おうとするが、カイニューが立ちはだかる。

カイニュー「クックックッ」

ロッド「くそっ。こうなったらやるしかない!!」

戦闘開始。
その戦いを見物していくつもりらしい宝条。

宝条「ほう、これは改造したソルジャーか。確かに珍しい。では能力の程を見せてもらおう」

一度倒すが、また立ちあがるカイニュー。

ロドd「立ち上がった! 蘇生スピードが速くなっている!!」

宝条「なるほど・・・特殊なリレイズを使うのか」

フヒト「はい、宝条博士のアイディアを私が少々アレンジしました。カイニューは何度倒されても立ち上がります」

宝条「フン、なかなかやるな」

フヒト「フフフ。ですが本題はもっと素晴らしいですよ」

宝条「よし、話ぐらいは聞いてやろう」

シアーズ「では博士、案内する」

ロッド 「待てっ!」

3人を追い掛けようとするが、カイニューが再び立ちはだかる。

カイニュー「クックックッ」

ロッド「くそっ(こいつは何度でも立ち上がってくる。このままじゃこっちがバテちまう・・・いったいどうすれば・・・そうだ!肉体自体を無くしちまえばなんとかなるかも。あの焼却炉にうまく押し込められないかな・・・グラビデとかを上手く使えば・・・)」

グラビデを使いながら、なんとかカイニューを焼却炉に閉じ込めるロッド。

ロッド「今だ! あのスイッチで扉を閉めよう」

スイッチを入れる。作動する焼却炉。

ロッド「切り抜けた・・・はっ、こうしちゃいられない」

ヴェルドに連絡するロッド。

ロッド「主任! 大変です!」

ヴェルド「ロッド、どうした?」

ロッド「博士がアバランチに拉致されました!!」

ヴェルド「何!?(ビルにアバランチが潜り込んでいたというのか!?)」

ロッド「これから博士を追います」

ヴェルド「行けるか?」

ロッド「行きます!」


画面切り替え。ロッドと同じくビル内を走るツォン。
ヴェルドから着信

ヴェルド「ツォン、緊急事態だ」

ツォン「主任、今度はなんですか?」

ヴェルド「宝条博士が拉致された」

ツォン「博士が!?」

ヴェルド「アバランチがビルに侵入していたようだ」

ツォン「信じられません。このビルのセキュリティが突破されたんですか?」

ヴェルド「そのようだ。まだ何処かに潜んでいるかもしれない。他の重役も狙われる可能性がある」

ツォン「くっ・・・では、私は重役を特別シェルターへお連れします」

ヴェルド「急いでくれ」


画面切り替え。
ビル内を進む宝条、フヒト、シアーズ。

宝条「おや。ここは69階だ。上に向かうとはどういうつもりか?てっきり1階に行くものと思っていたのだが」

シアーズ「屋上のヘリポートでヘリを奪う」

宝条「ほう、部外者のくせに神羅の情報をよく知っているな。しかし、そううまく行くかな?」

シアーズ「安心しろ。5分だ。5分もあれば飛び立てる」


画面切り替え。69階へ到着したロッド。
ヴェルドから着信

ヴェルド「ロッドか」

ロッド「主任!」

ヴェルド「屋上へ急げ。博士は屋上へ向かっているようだ」

ロッド「ヘリを奪う気か」

ヴェルド「だろうな。ヘリで逃げられたら厄介だぞ。急げ!」

ロッド「リョウカイ」

制限時間イベント発生。
アバランチを倒しながら屋上へ向かう。


画面切り替え。宝条達3人。

宝条「あぁ、思い出した・・・さては君たちがソルジャーのディスクを盗んだ奴らだな?」

フヒト「はい、大変興味深い内容でした」

宝条「ほぅ、あのセキュリティーを解除したのか。どうやら君はかなりの切れ者らしいな。しかし、君達はずいぶんと大胆だな。よくこのビルに入りこんだものだ」

シアーズ「そんなことは造作もない」

フヒト「はい、宝条博士のモンスター研究は神羅の企業秘密ですからね。ビルにモンスターを放てば、動けるのはタークスだけです」

宝条「ふん、なるほど。タークスごとき、あの改造ソルジャーで対抗可能ということか」

フヒト「おっしゃる通りです」

宝条「クックックッ。君はなかなか面白い男だ」

フヒト「光栄です」


画面切り替え。会議室にて社長、ルーファウス、ヴェルド。

ルーファウス「なんだと!? 宝条君がアバランチに拉致されただって!?」

社長「それはまずい! 宝条の情報が世に漏れたら、我が社は終わりだ」

ルーファウス「・・・・・・ヴェルド君。それで状況はどうなんだ?」

ヴェルド「ただ今追跡中です」

社長「急ぎたまえ。宝条は信用できない!」

ルーファウス「確かに・・・宝条君は研究のことしか興味がない男だ。珍しい物で釣られたら企業秘密をぺらぺらと漏らしかねない」

社長「うぬぅぅぅ・・・こうなれば手段は選ばん!セフィロスだ!セフィロスを出せ!!」

ルーファウス「セフィロス!? 無茶だ、影響が大きすぎるぞ」

ヴェルド「社長。副社長のおっしゃる通りです。セフィロスが動けば、あらぬ憶測が世間に飛び交います」

社長「それをうまく隠すのがお前の仕事だろ」

ヴェルド「ですが・・・」

社長「さぁ! すぐにセフィロスを出せ!」


画面切り替え。屋上へ出た宝条達3人。
神羅兵が侵入者に気付き、向かって行くがシアーズによって返り討ちにあう。

シアーズ「さぁ、博士、ヘリへ」

宝条「あぁ」

フヒト「博士、詳しい話は、ヘリの中でじっくりとご説明させていただきますね」

ヘリに乗り込む3人。


ロッドが屋上に辿り着いた時には、既にヘリは飛び立つ所だった。

ロッド「待てっ」

フヒト「フフフ」

ロッド「くっそ! 行かせてたまるかっ!」

だが、ヘリからの攻撃を避けるのが精一杯のロッド。

宝条「君、説明はまだなのか? 無駄なことに時間をかけるなら私は降りる」

フヒト「かしこまりました」

シアーズ「では出発する」

飛び立つヘリ。

ロッド「くっ! 逃げられたかっ」

ヴェルドに報告。

ヴェルド「状況は?」

ロッド「ヘリを奪われて逃げられました」

ヴェルド「くっ。ビル正面に向かえ。車を用意しておく。その車でヘリを追跡しろ」

ロッド「リョウカイ」


画面切り替え。
神羅ビル正面入り口で待つロッド。1台のトラックが目の前で停車する。

ロッド「!! ツォンさん!?」

ツォン「ロッド!! 乗れ!!」

ロッドが乗り込むと、トラックは即座に動き出す。

ロッド「社員の誘導はどうなったんだ?」

ツォン「レノ達に引き継いだ」

ロッド「なるほど。で、お偉方の様子は?」

ツォン「宝条博士が拉致されて大パニックだ」

ロッド「だろうな。社内にアバランチがいるだけでも大事件だしな」

ツォン「あぁ。だが、これ以上勝手なマネはさせない」

ロッド「もちろんだ」


高速を走るトラック。ヘリが視界に入る。

ツォン「よし、ヘリが見えてきた」

ロッド「このまま追跡しよう」

ツォン「そうしたいところだが・・・そう簡単にはいかないようだ」

後方には複数のバイクが。

ロッド「バイク!? もう追っ手が来たか」

ツォン「ロッド! バイクの兵士をくいとめろ。車を操作してバイクの進路を妨害するんだ」

ロッド「リョウカイ!」

イベント発生。イベント終了。

ツォン「なんとか振り切れたようだ」

ロッド「これで邪魔はなくなったか」

ツォン「だがヘリが高度を上げてしまった」

ロッド「ツォンさん平気だ。ヘリのスピードはたいして上がっていない。辺りの見通しもいい。これなら見失わずにすみそうだ」

ツォン 「・・・・・・妙だな・・・」

ロッド「どうした?」

ツォン「なぜヘリのスピードを上げないんだ・・・?」

ロッド「確かに・・・トラブルでも起きてんのか?」

ツォン「・・・・・・」


画面切り替え。ヘリの中。

フヒト「・・・・という状態なのです」

宝条「ほぅ、確かにそれは珍しい・・・私の研究サンプルにうってつけかもしれない」

シアーズ「おい、研究サンプルとは何事だっ!エルフェは人間だぞっ!」

フヒトが言う『大変珍しい研究素材の情報』とは、アバランチリーダーのエルフェの事だった。

フヒト「シアーズやめてください。宝条博士は大切なお客様ですよ」

シアーズ「くっ・・・」

フヒト「宝条博士。失礼しました」

宝条「クックックッ。気にしちゃいない。ただし・・・この先、私と組みたいなら、サンプルの扱いには口を挟まないでもらいたい」

シアーズ「貴様っ! 言わせておけば!!」

フヒト「シアーズ!! 次の作戦に移りましょう。タークスのお相手をしてきてください」

シアーズ「くっ・・・・・・わかった」

フヒト「やれやれ・・・(シアーズの忠誠ぶりも困ったものですね・・・)」


画面切り替え。トラックで追跡中のツォンとロッド。
ヘリからパラシュートが降りてきた事に気付くツォン。

ツォン「・・・・・・シアーズのようだ。はっ!?」

ロッド「まじかよ!?」

ツォン「爆弾で道を破壊した!!」

高速道路の前方が、シアーズが投下した爆弾によって崩れ落ちている。

ロッド「ツォンさん止まれ!!」

ツォン「やっている!」

ロッド「だ、だめだ」


※ ※ ※。


ロッド 「う、ここは・・・」

倒れていたロッドが回りを見回す。高速道路の亀裂の向こう側だった。

ロッド「高速道路がぶっ壊れてる(そうか 俺はトラックから投げ出されたんだ。亀裂のコッチ側まで飛んでこれたのはラッキーだったな。さては・・・あいつら初めからこうするつもりだったな。だからヘリのスピードを上げなかったのか)」

ツォンとトラックが無い事に気付く。

ロッド「(ツォンさんが見当たらない・・・落ちちまったか?)」

シアーズ「しぶとい奴だな」

「!!」

振り返った先にはシアーズが立っていた。

シアーズ「落ちていれば楽に死ねたものを」

ロッド「シ、シアーズ!」

シアーズ「だが・・・今すぐ俺が楽にしてやる。この壊れた高速道路がお前の墓場だ!」

ロッド「なんだと・・・くっ(速攻で片づけてツォンさんを捜さなきゃ)」

戦闘開始。戦闘終了。

シアーズ「少しは成長しているようだな。その方が、やりがいがあるってものだ。だが!今日は虫の居所が悪い。この怒りお前で晴らす!」

ロッド「(また、来るっ!)」

シアーズの攻撃を受け、倒れるロッド。

シアーズ「物足りない・・・物足りないぞ!!」

ロッド「(もう・・・だめだ・・・)」

フヒト、宝条が乗ったヘリが降りて来る。

シアーズ「くっ、早いな・・・もう準備ができたか。仕方ない・・・」

ヘリに乗り、その場を去るシアーズ。

ロッド「(シアーズが! 逃がすわけにはいかない・・・)」

だが、全く立ち上がる事が出来ないロッド。


画面切り替え。ヘリの中のフヒトと宝条。

宝条「まぁ確かに・・・君達のリーダーは魅力的な研究サンプルだ」

フヒト「そうおっしゃると思っておりました」

宝条「だが・・・君達の研究設備はどうなんだ?私の天才的な発想に見合う水準なのかね?」

フヒト「その件についてはご心配いりません。我々には強力なスポンサーがついておりますから。神羅に勝るとも劣らない設備をご用意したします」

宝条「神羅同様・・・? 今時そんなことが可能なのか?」

フヒト「アバランチならば可能です」

宝条「クックックッ・・・」

フヒト「宝条博士、例のモンスターの用意が完了しました」

宝条「いよいよだな?」

フヒト「はい。宝条博士から拝借できるとは光栄です」

宝条「他意はない。一度、実戦であれの力を試してみたかっただけだ」


画面切り替え。なんとか立ちあがったロッドは、ヘリを追いかけようと、高速道路を走っていた。

ロッド「このままヘリを追いかけるぞ!」

前方から炎が飛んで来たので、なんとか避ける。

ロッド「炎だ!(小細工しやがって。でもヘリは逃がさない)」

炎を避けながら前に進むと、高速の上に巨大なドラゴンが姿を現した。

ロッド「うそだろ・・・」

アバランチが放った、宝条のサンプルらしい。
戦闘開始。全く歯が立たず、強制戦闘終了。

ロッド「う・・・(身体が動かねぇ。もうダメか!?)」

死を覚悟した時、辺りが真っ白になりドラゴンが真っ二つ裂かれる。


画面切り替え。ヘリの中の宝条とフヒト。

宝条「終わったか・・・。実に呆気なかった」

フヒト「信じられません・・・あれほど巨大なドラゴンを一撃で倒すとは・・・」

宝条「フン、あのドラゴンも私の自信作だったのだが・・・まぁ、今回は相手が悪すぎたか」


画面切り替え。瓦礫だらけの高速道路上のロッド。

ロッド「なんだ・・・?今・・・何が起きた・・・?」

辺りを見回すと、セフィロスの姿が。

ロッド「(セフィロス!そうか、ドラゴンはセフィロスが倒したのか)」

セフィロス「・・・・・・」

少し高い場所に立ち、一点を見つめていたセフィロス。
セフィロスが剣を構えた瞬間、宝条とフヒト、シアーズがが乗っているはずのヘリが爆発する。

ロッド「(今、何したんだ?)」

墜落していくヘリを見て驚愕する。

ロッド「(うそだろ!? あんなに離れたヘリを落としやがった!!)」


画面切り替え。セフィロス、宝条(いつの間にか救助していたらしい)、ロッドの元へツォン(高速道路から落下したのでは)が走って来た。

ツォン「宝条博士!!」

ロッド「ツォンさん!(よかった。平気そうだ)」

ツォン「博士、ご無事ですか?」

宝条「この通り全く問題ない」

セフィロス「タークスか。後は任せる。オレの任務はここまでだ」

立ち去ろうとするセフィロスに宝条が声をかける。

宝条「セフィロス、一段と腕をあげたようだな」

セフィロス「・・・・・・」

何も返さず、立ち去るセフィロス。

ツォン「宝条博士、我々も帰りましょう。もうすぐヘリが到着します」

合流地点?に向かって走り出すツォン、ロッド。宝条は黙って何か考えている。

ツォン「博士?」

宝条「クックックッ。セフィロスにエルフェか・・・(この世界には興味深い事象がまだまだあるようだ。だが・・・私はまだしばらく神羅を離れるつもりはない。なぜなら・・・)」

セフィロスがドラゴンを一瞬で倒した場面が流れる。

宝条「(セフィロス・・・お前がいるのは神羅だけだからな・・・)」


画面切り替え。アバランチ本拠地。
エルフェ、フヒト、シアーズ、そして謎の人物。

???「いい加減にしたまえ! なぜ勝手に動いた!?本社を攻撃しろなどと言った覚えはないが!?」

フヒト「いえ、去年です。魔晄キャノンによる神羅本社ビル爆破を承った事があります」

シアーズ「フヒト!!よせ」

???「今頃何を言っている?あれは失敗前提の作戦だといったはずだ。名刺換わりのパフォーマンスだったのだからなっ」

エルフェ「大変申し訳ないことをした。全ては私の責任だ」

謎の人物に頭を下げるエルフェ。

???「以後、勝手な行動は慎むように。今回もセフィロス出動を知らせなければ君達の命も危なかった。その事をよく覚えておくように。では本題に入ろう。新しい情報だ。古代種の娘の居場所が判明した」

フヒト「古代種!? 絶滅したものと思っていました」

???「一人だけ生き残りがいるのだ。この情報は神羅のトップシークレットだ。私がいなければ、君達が存在を知ることも一生なかっただろう」

フヒト「ご協力感謝いたします。私も星命学者のはしくれ。古代種には大変興味がございます」

シアーズ「では、次の狙いはその古代種だな」

???「その通り。神羅よりも先に古代種を手に入れろ。そして約束の地の場所を古代種に吐かせるのだ」



11章

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